天然酵母パンベーシックコースは、まずは、使いやすいオリジナル酵母を使います。基本6メニューを終え、後半になってくると、レーズンやドライミックスフルーツで起こした種を使うメニューがでてきます。
天然酵母をやりたいと思って入会される方は、このレーズン種やミックスフルーツ種のレッスンを心待ちにされているようです。

今、レーズン種を起こしています。
冬の間は、発酵器の中に入っているとはいえ、室温が低いせいか種起こしにも時間がかかるのですが、3月に入って、春の気配を感じるようになって、種もいい感じに起きてくるようになりました。

写真は、今日で4日目のレーズン種です。
結構シュワシュワと泡が出ていて、ラップが膨らんでいるのがわかりますか？
ワインのような香りもしています。
味見をしてみたら、酸味も出てきていますが、まだ少し甘みも残っているかな、という感じ。出来上がりまでもう一息かな。
明日まで、もう少し発酵器の中に入れておこうと思っています。

レーズンの液種ができたら、少し冷蔵庫で休ませて、その後、液種に強力粉を加えて（種継ぎ）、元種を作ります。2回ほど種継ぎをしたら、レーズン種の出来上がり。
これでようやく、パンをつくることができます。
レーズン種を作りはじめて、パンが焼けるようになるまで約1週間位かかります。長い時間がかかりますが、その間は子供を育てているような、そんな気持ちになりますね。

レーズン種は起こしやすく、失敗の少ない種です。レッスンを受けたら、ぜひお家でもチャレンジしていただきたいです。